光源にLEDを使った家庭用照明器具もすっかり定着した感がありますが、実は doorman 自身は、【LED照明器具】というモノを一台も持っていません。
ん?LEDフラッシュライトはどうなのか…って?
LEDフラッシュライトも広義に於いては【LED照明器具】ですが、ここで言う【LED照明器具】とは、家庭用100Vを電源として使う照明器具に限定させていただきます。(^^;
今回、TaoTronics TT-DL20 のレビューのお話を amazon の 満点プラスさんから頂いたのですが、商品ページの画像を見た瞬間にデザインの良さにやられてしまいました。
しかし、ただデザインが良いだけならこのブログで紹介することは無く、この TT-DL20 には照度&光色の調光機能があり、その操作方法がなかなか面白いので紹介したいと思います。
■製品HP
・TaoTronics Official HP
・TaoTronics TT-DL20
・TaoTronics TT-DL20 – amzon.co.jp
パッケージ
シンプルですが洒落た箱に、TT-DL20本体、AC/DCアダプター、マニュアル、クロス、調整用ドライバー兼レンチが整然とパッキングされています。※製品マニュアルは多言語で記述されており日本語もサポートされています。
最近、色々な製品についてレビューする機会を頂くのですが、パッケージングのクオリティと製品本体とのクオリティは比例しているのかな…と思うようになりました。(パッケージングの画像も掲載しているのはその為です)
厳重梱包ならば良いというワケではなく、なんと言いますか・・・
過剰梱包ではなく極力無駄を省いて効率良く、かつ機能的にパッキングされている製品は、製品本体も細部に渡って手を抜かず作られていて、使いやすく、すんなりと馴染む製品が多いように思います。
例え外箱が変形、破損していたり汚れていたりしても、ちゃんとパッキングされているな…と感じる製品は、この TT-DL20 のように【当たり!(゚∀゚)】な製品が多い印象です。
パッケージを開けた時の第一印象が影響して、その製品を贔屓目に見てしまうだけ・・・と、ただの印象操作的な手法と思ったりもしましたが、どうもそんな単純な話じゃなくて、そのメーカーの資質、姿勢、拘り、リリースする製品に対する思い入れなどがパッキングにも表れるんじゃないかなぁと・・・(゚ー゚*)。oO
本体
本体外装は、部分的に樹脂部材が使われていますがメインパーツはすべてアルミの押し出し形材(だと思う)で構成されています。
実機は画像で見るより高級感があり、カラーリングも落ち着いたダークシルバーとブラックでまとめられ、某林檎的プロダクツを連想させるスタイリッシュなデザインです。
ベース部ヒンジの可動域は90°ですが照明部分は180°可動できます。
2ヶ所のヒンジで角度調整が出来ますが、あまり前傾させるとベースが浮いてしまいます。
※ベース部分にオモリを載せれば、机上:5cmの高さに調整することも可能です。
乳白色の樹脂パネルが使われていてパネル表面は細かな凹凸が設けられていますが、これにより光の拡散・乱反射が促され柔らかい光で照らしてくれます。
トータルで8ワットのLEDを点灯するので、照明部の天板上部はそれなりに熱を帯びてきます。
ただし、触れないほど熱くは無くLEDの熱が効率良く排熱されているとも考えられます。(季節柄もありますな…)
ベース部先端にセンサーが組み込まれていて、軽く2回タップするとON/OFF(点灯・消灯)、軽く触ってそのままスライドさせると明-暗の照度調整ができます。
光色(色温度)の調整は、アーム部分を軽く押してライトを少し傾けると色温度が変化します。
※ベース部分の CCT adjastment: の英語表記が正解でマニュアルの日本語記述は間違っていますね。
静電センサーとジャイロセンサーでコントロールされているのが面白いですね。(*´∇`*)
ただ、点灯させたままライトの設置場所を変える為に持ち上げて傾けてしまうと、光の色温度が変わってしまうことがあるので、その場合は一回消灯してから移動させたほうが良いかもしれません。
調整した設定は消灯しても記憶されているので、再点灯時には同じ状態で点灯します。
本体だけでなく付属のAC/DCアダプターも小型・軽量なので、本体ごと部屋から部屋へ移動するのも楽チンです♪
照明
・昼光色:6500K(Max / Min)
・電球色:2700K(Max / Min)
・50%-50%(Neutral White)
商品説明に記載されている色温度の数値はかなり正確な印象を受けました。
特に白色側の6500Kについては青白さが無く、長時間使用しても目への負担が少なそうです。
※調光もPWMではないので減光してもフリッカーが発生しません
光の拡散に乳白色のパネルを使っている為、透明の凸凹パネルの場合よりLED光のロスが発生しやすいのですが、逆に柔らかい光になりますし、デスクライトとしては充分な明るさを保っています。
TaoTronics TT-DL20 の点灯している状態を見ると複数の点光源(SMD LED)を用いたデスクライトであり、COBタイプのLEDでは無いように見えます。
それでも光源がLEDになった事で、こうしたデザインのデスクライトも製品化が可能になったと思うと 『やっぱLEDすげぇ!(゚∀゚)』 となる doorman であります。
+++
【TaoTronics】というメーカーを今回初めて知ったのですが、オフィシャルWEBサイトを見ると北米、ヨーロッパなどでも既に製品を販売しており、製品ジャンルも多岐に渡っているようです。
どの製品も意匠デザインに拘っている印象を受けましたが、デザイナーだけでなく実際の製造チームもレベルが高くスタッフが優秀なのかなぁと…想像してしまいました。
『こういう意匠の製品を出したい!(`・ω・´) 』 と言っても製造側から 『無理!w』 とNGを喰らって、あきらめの夏・・・なんて事が多々あるのですが、経験上、製造不可な理由は物理法則を無視したデザイン…って事も希にあるのですが、その造形を実現するための製造コストとか納期とかがネックになる事が多い気がします。
それらの問題を乗り越えて製品をリリースするだけの組織力というか企業力を感じるので、これから【TaoTronics】のロゴを目にする機会も増えるかもしれませんね…(゚ー゚*)。oO