エビスダイヤモンド 水平器 / キーホルダーレベル ED-KEY

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エビスダイヤモンド 水平器 / キーホルダーレベル ED-KEY

写真用品メーカーからカメラのアクセサリー・シューにセットできるカメラ用の水平器(水準器)が販売されていますが何故かカメラ用のモノは商品説明に精度や感度に関する記述が無く、しかも写真用品メーカーの製品は少々お値段がアレなので、今回は測定器メーカーのエビス(Ebisu Diamond)から販売されている日本製のキーホルダーレベル ED-KEY を購入してみました。

中国製ノーブランド水準器は安価ですが精度が残念だった場合 『安物買いの…』って事になり、実用に耐えなければ即、綺麗なアクリルのオブジェと化す事にもなるので、差額も僅かなので製造・建設現場でも使われている測定器メーカーのモノに絞って選びました。

他にも測定器メーカーのシンワ測定から同じキーホルダータイプの小型水平器(ミニレベル Revo キーホルダー型 7642)がamazonで販売されていますが、気泡管の中の液色が【青】で個人的に見慣れておらず 『誤読するかも…』と、考えまして今回はオーソドックスな液色(イエロー)のエビスダイヤモンドの方にしました。

『そんなに精度が必要か?www』って思われるかもしれませんが・・・

一応撮影の時に使うのですが、これでカメラの水平を見るんじゃなくて、ライトの水平をチェックするのです・・・(´・ω・`)

パッケージ

エビスダイヤモンド ED-KEY/パッケージ
パッケージ裏面
パッケージ裏面
用途・感度・精度
感度・精度

PET素材のブリスターパッケージで紙の台紙に使用上の注意などが記載されています。

使用方法

台紙は2つ折りで、内側にも使用方法や使用時の注意について書かれています。

サイズ

エビスダイヤモンド ED-KEY/全長
キーホルダーレベル ED-KEY/ゲージ部

サイズは、全長:42mm(測定面:35mm)×15mm角 で、【キーホルダーレベル】を謳うだけあって小さいです。

ちなみに、測定精度が保証されるのは【測定基準面】を使って測定した場合のみです。
長辺方向の4面全てを【測定基準面】と考えて良いと思いますが、【測定基準面】について具体的な説明が記載されていないのが未経験者にはちょっと不親切かも・・・。

気泡管・標線

エビスダイヤモンド ED-KEY/気泡管・標線
キーホルダーレベル ED-KEY/気泡管・標線
キーホルダーレベル ED-KEY/気泡管・標線

メーカー名と精度が印刷されている面が1面あります。
測定誤差がどのくらいか?覚えておく必要が無くて便利なのですが、私の視力ではルーペでないと見えないのが悲しい・・・(´;ω;`)

エビスダイヤモンド ED-KEY/底部
アクセサリー・シューにはセット不可

カメラのアクセサリー・シューには、縦方向にセットできないのでティルトの水平は見られませんが横方向には置けるので、地面または重力(?)に対してカメラが水平かはチェック可能です。

エビスダイヤモンド ED-KEY/ストラップホール
エビス ED-KEY/キーホルダー
エビス ED-KEY

《キーホルダーレベル ED-KEY》の名の通り、キーホルダーとして使えますがキーリングやチェーンの重みでズレたり落ちたりして使い辛く、リングもスグに曲がって紛失するのが目に見えているので12mmのスプリットリングに交換しました。

測定方法

測定方法
測定方法
測定方法

意外と知られていないのですが、気泡管タイプの水平器を使う場合は測定対象に対して1方向のみに水平器を置くのでは無く、水平器を180度反転(回頭)させて再度水平を確認・調整するのが本来の正しい使い方です。(台紙にも測定方法の記載が有ります)

これは、水平器を置く場所が目に見えない範囲で盛り上がって凸状になっていたり、凹んで谷状になっていたりすると、1方向だけの測定では測定対象の平滑度合いが判らず、水平と思っていたが実は傾いていた・・・って事になるのを防ぐ為でもあります。(測定対象が平滑でない状態で水平器を180度廻すと、気泡が反対方向に動いたり、標線とのズレ具合が大きく変化したりします)

測定対象が長尺の場合にこの短いED-KEYを使う事は無いと思いますが、長尺になればなるほど捻れたり反ったりしている可能性が高くなるのでので、そうした場合は複数ポイントで水平をチェックする必要が出て来ます。

まとめ

ライトの水平

で、このED-KEYで何の水平をチェックするかと言えば・・・

屋外照射画像の撮影時にフラッシュライトの水平を見るのに使うのです。(笑)
※ライトを直に三脚にマウントできないので、ライト本体が水平か否かは三脚の水準器では測定不可

精度に拘ったのは、照射対象が約30m先になるからでして、可能な限りライトを水平に保たないと、例えばフラッシュライトの水平が0.5度狂えば照射先では約261mm、2度狂えば約1040mmも中心光が上下方向(垂直方向)にズレる事になります。

セットしたフラッシュライトが《お辞儀》していると中心光が手前の地面を照らす事になり、光の飛び具合が画像から判断出来ず、実際ココの照射画像(特に2CV2)の中心光がズレているのもこの画像を撮影した日までにブツの到着が間に合わなかったのでございます・・・。

流石に中心光が地面を照らしていれば判りますが、例の自作マウンターで仰角/1~2度の微調整ってのが難しくて、肉眼では中心光が30m先を照らしている様に見えても実際にはあんな風に写ってしまいましたとさ・・・(´・ω・`)

気泡タイプの水準器の精度は、その構造からして外殻(測定基準面)と気泡管の平行精度に左右されますし、外殻自体も水平かつ平滑でないと水平器として使えないので安価なノーブランド製品はパスしたワケです。

でもカメラの中心(画像の中央)とフラッシュライトのライトの光軸は、それほどズレて無いでしょ?

レーザーポインタで光軸・焦点軸合わせ

これまでもカメラとライトの軸線だけは、レーザーポインタでザックリとですが一応合わせているんです。

水平器&レーザーポインタ

屋外照射の撮影は、調整の時間が9割以上で実際の撮影時間は1割にも満たないのですが、水平器の投入でこれからは調整の時間が短縮できるかも・・・(´・ω・`)

ライトマウンターに水平レベルの微調整機能が必要だな・・・( ̄。 ̄ )ボソ
 

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