AMS1117シリーズを使っての赤外線LEDドロップインの自作は、発熱の問題を解決する事が困難なので新日本無線のNJM2360を使って降圧回路を構成する事にしました。
元々は別の昇圧回路で使う予定で秋月電子から購入したモノですが、何の昇圧回路を組むつもりだったのか思い出せません。(ヲイw)
えぇ、正直に言いますとも・・・。
果たして自力で回路が組めるのか、全く自信が有りません!(`・ω・´) キリッ
それでも公開されているアプリケーションノート(PDF)を頼りに何とか回路を組んでみました。(第1回戦って事は・・・)
参考にしたのはアプリケーションノートに記載されている大電力降圧回路例です。
※新日本無線NJM2360・アプリケーションノートより抜粋
参考回路図は20Vを10Vに降圧し1.0Aの出力を得る回路
仕様・条件
3.7VのLi-ion充電池を1.9Vまで降圧し、NJM2360の出力上限:1.5Aに可能な限り近い出力を得る
VIN = 4.0V
VOUT = 1.9V
IO = 1.2A
PO = 1.9×1.2 = 2.28W
Vripple(p-p) = 100mV
n≧75%
Ta = 25℃
fosc = 72KHz
CT = 330pF
ton = 9.4us
toff = 4.0us
上記の条件にて計算式 & 関数電卓と格闘し、手持ちの部品でブレッドボード上に回路を組み上げました。(一部の条件はアプリケーションノートの値をそのまま適用)
VIN を4.0Vとしたのは満充電状態のLi-ion充電池を想定しています。
VOUT を1.9Vとしたのは850nmの赤外線LEDのVfがやや高めと判断したからです。
外付けのトランジスタは、これまた別の回路で使う予定だった東芝の 2SA1359 です。
トランジスタの選定が『!?』かも?・・・ですが、手持ちの部品で大電流に対応したPNP型トランジスタがこれしか無いのです・・・(´Д` ) (もしかしたらPチャネルのMOSFETでもイイのかな?)
最終的には表面実装部品を使って直径:17mmのPCBに組み上げなければならないのですが、先ずは最低限のミッションをクリアする事を目標にしました。
で・・・、第1回戦の回路はこうしました。
抵抗:RSCは、1Ωの抵抗を2個並列にして0.5Ωにしています。(計算では0.41Ω)
L(インダクタ) は、計算では 2.4uH ですが、10uHのマイクロインダクタを使用。
CINとCOは、計算ではCO=20.4uFなので、10uFでは小さ過ぎるかもしれません。動作周波数に関係すると思うのですが、オシロとか持ってないので・・・(´・ω・`)
計測
先ずは電池電圧:4.08Vから・・・
出力電圧:1.8V弱
出力電流:130mA
う・・・、低い・・・
電池電圧:3.773V では・・・
出力電圧:1.8Vチョイ・・・
出力電流:125mA・・・orz
やっぱり低い・・・(o゚Д゚)-o )Д`)グハァ
結果
大差の判定負け・・・(ノ∀`)
うーん・・・、何処かで計算を間違えたか・・・(ーー;)
それでも取り敢えず降圧出来てるみたいだし、赤外線LEDを長時間点灯させてもNJM2360はAMS1117みたく発熱しませんでした。
1回目の挑戦にしては善戦だったと自分を励ます日々・・・。