OLIGHT X9R Marauder / CREE XHP70.2 x6 (CW)

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OLIGHT X9R Marauder / CREE XHP70.2 x6 (CW) : review
今回ご紹介する Olight X9R も M2TやM1T、i1R EOS、i3T EOS などと一緒に 2018 SHOT-SHOW で初お披露目された製品ですがラスボス的に最後の登場、市販開始となりました。

実際に最大:25,000ルーメンの出力を誇るX9Rは、現時点でOLIGHT社の旗艦モデルであり、その外観や性能からして名実共に【大砲】…という感じです。

今回、OLIGHT社様よりX9Rの実機をお借りできたので早速レビュー・・・と、行きたいのですが、例によって画像点数が多くなってしまったので、先ずはX9Rの本体や装備についてご紹介し、照タイム画像は次回にお届けしたいと思います。

詳細については追々ご紹介していきますが、最大出力が X7R の倍となった X9R は、全ての部分がX7Rの倍、もしくは倍以上となっています。

doorman自身も6灯もの多灯ライトは初めてなので、やや腰が引けているのですが、頑張ってレビューしたいと思います。
 

■製品HP
OLIGHT Official WEB site – olightworld.com
Olight X9R Marauder – olightstore.com
OLIGHT X9R MARAUDER – amazon.co.jp
Olight® Direct JP – amazon.co.jp
 

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◆パッケージ

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巨大な段ボール箱に入って届きました。

専用のハードケースにキット一式が納められていますが、ケース自体も本格的な造りで、開ける時のゴルゴ13風味というか、特殊工作員テイスト的なハードボイルド感が満載です。

内容物はX9R本体、アンチローリングパーツ、充電用のAC/DCアダプター、車載DC12Vの充電アダプター、スリング、多言語マニュアル(日本語サポート)となっています。

◆仕様

OLIGHT X9R / spec.OLIGHT X9R / spec.
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安全に使用する為に、使用前の注意書きについては必ず目を通し、厳守してください。

◆サイズ

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ヘッド部分のアンチロールパーツを装備している関係でカタログ値より十数グラム重くなっています。

X7Rの約3倍の重量なので、それなりに重いのは確かなのですが、実際に手に持ってみると重量バランスの関係なのかハンドリングは思ったよりも楽です。

それでも、流石に普通のハンドライトのように扱うのは無理があるので、付属のスリングを装着して使うことになります。

◆ボディ

OLIGHT X9R / body
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基本的な意匠はX7Rとよく似ているのですが、ヘッドとリアのインパクトがスゴイです。

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片手で簡単に振り回せるサイズではありませんが、ホールドしやすいようにグリップ部分の半身(?)は、シボ加工がなされた滑り止めのラバーが貼り付けられフィンガーチャネル形状となってます。

CNC加工も丁寧になされていますしHA3塗装も非常に綺麗です。

◆ヘッド

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ガラスフィルターには透明な保護フィルムが貼られていますが、使用時には必ず除去してください。(※厳守)

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X9R は Cree XHP70 のバージョンアップ版である XHP70.2 を6灯搭載しています。

X7Rと同じく浅めのOPリフレクターですが、このサイズのリフレクターでも6灯のXHP70.2と組み合わせるとかなり飛距離に影響します。

遮蔽物を感知するセンサーは2ヶ所に配置されていますが、前述の透明な保護フィルムでさえ感知して自動で出力を下げてくれるほど鋭敏なセンサーです。

OLIGHT X9R / head
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分解していないので詳細は確認できませんが、ヘッド部分は二重構造となっていてLEDの熱を内部のシリンダー的な銀色のパーツに逃がしているように見えます。

あくまで想像ですが、メンテナンス性を低下させてまでヘッドを二重構造にしたのは、高温になる部分に直接触れないように安全面に配慮したのと、ヘッド部分を半密閉状態として外気とLEDの熱で膨張した空気との気圧差を利用して半強制空冷機構を実現させる為なのかもしれません。

なので構造的に放熱フィンではなく、ネック部分は放熱スリットと表現するのが正しいのかもしれません。

OLIGHT X9R / lanyard hookOLIGHT X9R / lanyard hookOLIGHT X9R / lanyard hook
OLIGHT X9R / sling
前方のランヤードホールはX7Rと同じく格納式となっていて、リアは自由に位置を変えられるリング式となっています。

◆スイッチ

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スイッチは硬質素材で内部はタクトタイプのスイッチとなっています。
スイッチ面積が大きく疑似クリック感もあるので、突出部分が低くストロークは浅めですが操作しやすいスイッチです。

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スイッチの左側が出力レベル、右側が電池残量を示すインジケーターになっています。

点灯と同時に両インジケーターも点灯し、約10秒間出力レベルを表示し続けます。出力レベルインジケーターが消灯した後も電池残量インジケーターは点灯したままとなり、約5秒後にインジケーター表示が終了します。

OLIGHT X9R / switchOLIGHT X9R / switch 
青色のインジケーターは輝度も高く、明るい場所での視認性も良好です。

点灯時(通電時)だけでなく、消灯時もロックアウト設定されていれば電池残量も確認できるようになっています。

◆テール

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最初にX9Rの画像を見た時は、インパクトが有り過ぎてH・R・ギーガー師匠の世界を思い出してしまいましたが、実機に触れてみて、そのインパクトの要因は、このテール形状にあるのだと再認識できました。

一応、テールスタンドも可能ですが、それだけならクラウン形状にしなくとも…って、クラウン形状にしないほうが接地面積が稼げて安定するハズです。

それなのに敢えてこの形状にしてあるのは、やはりガラスクラッシャーとしての機能を重視しているからで、ガラスだけでなく合板やサイディングまでも破壊できそうなテールとなっています。(ガラス素材以外にそうした使い方をするとなると、内蔵電池への衝撃が気になるトコロではありますが…)

初見で『何故にリアも巨大になっているのか?単にデザイン的なモノ?』とか思っていたのですが、“頑丈で破壊力のあるガラスクラッシャー” 故に…というのが実物を手にして理解できました。

X9Rは爆光大砲ライトで明るさ(出力)が最大のウリではあるのですが、特異な外観の要因となっているリア部分がX9Rの用途というか製品開発コンセプトを物語っている気もします。

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リア側(テール側)には電気的な接点は存在せず、リアを緩めてロックアウトはできないようになっています。(※詳細後述)

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電池を装填すると電池端部とリア端部がフラットになります。

X9Rのリアキャップはかなり深くなっていますが、ジョイントネジ部の位置もリア端から前方に位置しています。

◆電池

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使用時には絶縁シートを取り除く必要があります。

OLIGHT X9R / batteryOLIGHT X9R / battery
OLIGHT X9R / batteryOLIGHT X9R / battery 
X9Rの充電池は専用電池となっています。

全長が159mm、直径が46.8mm(※実測値)の円筒形状で、巨大な18650という感じですが電池重量は18650の約10本分です。

サイズの割りに蓄電容量は 6000mAh と少なめですが、標準電池電圧は 14.4V と、一般的な3.7vのLi-ion充電池よりも電池電圧が高くなっています。

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電池の片側に+/-の両極が存在し、X9Rのヘッド側も電池仕様に準じた接点形状になっています。

◆充電

OLIGHT X9R / chargeOLIGHT X9R / charge
OLIGHT X9R / chargeOLIGHT X9R / charge 
X9Rの充電は、家庭用AC100Vで使えるAC/DCアダプターか、車のシガーソケットで使えるDC12Vアダプターで行います。

OLIGHT X9R / chargeOLIGHT X9R / chargeOLIGHT X9R / chargeOLIGHT X9R / charge
OLIGHT X9R / charge 
側面にあるDCポートにアダプターを挿し込むと直ちに充電が開始され、充電中は残量インジケーターが充電量に応じて点灯します。

※)マニュアルによると空の状態からAC/DCアダプターで約4時間、車載アダプターでは約7時間で満充電となります。

充電が完了すると電池残量インジケーターがFull点灯するので、DCプラグを外してゴムキャップを確実にDCポートに取り付けます。

また、AC/DCアダプターにあるパイロットランプも緑と赤で通電・充電を区別できます。

◆モード

OLIGHT X9R / mode
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X9Rは通常モードが8段階で、出力レベルを1段階づつ調整可能です。
他に特殊モードとして【Strobe】を搭載しています。

ワン・クリックで ON/OFF、点灯中に長押しでレベル変更となりますが、スイッチを押している間は1段階づつレベルがアップして【Level:8】まで達すると【Level:1】に戻り、スイッチを押している間はこのループを繰り返します。

モードメモリ機能があるので消灯時レベルでの再点灯が可能です。

消灯時の長押しで必ず最小レベルの【Level:1】で点灯を開始し、そのまま押し続けるとロックアウトモードに入ります。ロックアウトを解除するには同じくスイッチを長押しします。解除時には【Level:1】から点灯を開始します。

点灯・消灯に関係無く、スイッチを素早くダブル・クリックすると最大の【Level:8】で点灯、トリプル・クリックで【Strobe】になります。

【Level:8】もしくは【Strobe】点灯中にスイッチを長押しすると直前のモードに復帰、ワン・クリックで消灯しますが【Strobe】はメモリされません。

操作そのものは非常にシンプルで、同社のサイドスイッチ搭載製品と操作体系がほぼ共通化されているのでS-Batonシリーズを使ったことがあればスグに使いこなせます。
 
・OLIGHT X9R Marauder / CREE XHP70.2 x6 (CW) – YouTube

 

◆まとめ

性根がチキンなので、最初はX9Rの外観やサイズ、XHP70.2を6灯という仕様に加えて最大:25,000ルーメンという数字に少しビビって身構えていたのですが…これが意外や意外、実に扱いやすく、良い意味で肩透かしをくらった感じです。

高ルーメン化を礼賛するつもりはありせんし、以前から明るさだけがフラッシュライトの魅力ではないと力説(?)していますが、ハイ・ルーメンの製品に触れるとやっぱりドキドキ、ワクワクします。

ACEBEAMのハイ・ルーメン機のように、とにかくLEDを並べて高出力化するか、それとも1灯当たりの出力を限界まで上げるか…

ハイ・ルーメン化には二通りの方法があると思いますが、6灯のX9Rはその中間というか、両方のバランスを上手く採りつつ安全性と実用性を重視した爆光ライトに仕上がっています。

出力増大の関係もあるかと思いますが、障害物検知の閾値もX7Rより敏感に反応するように設定されていますし、スイッチ部分のインジケーターのお陰でX9Rの状態が一目で把握できるのがX9Rの使いやすさというか安心感に直結しているのだと思います。

見た目はH・R・ギーガー師匠の世界ですが、優しくユーザーフレンドリーなエイリアン…という感じで、身構えずに使える多灯爆光ライトになっています。

具体的な用途がないと、なかなか購入に踏み切れない価格かとは思いますが、とにかく光量が必要で頑丈、場合によっては人命に関わる状況での使用をも想定しつつ、尚かつ誰でも安心して使える製品をお探しであれば、X9Rは最有力候補であり、設備投資するだけの価値は充分にあると思います。

そんなX9Rですが、次回の照タイム画像でその実力をご覧戴きたいと思います。
 
 

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