樹脂用染料 SDN 5a (黒) ・・・使用記

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樹脂用染料 SDN 5a(黒)
明けましておめでとォ~ございます♪ ヽ(*´∇`*)ノ

お正月といえば、海老一染ノ助・染太郎師匠の大神楽…

お馴染みのフレーズや曲芸がライブで観られなくなり寂しい限りですが、両師匠の名前にあやかって新年一発目のネタは大阪化成品(株) 樹脂用染料 SDN(以下、SDN)を使ってプラスチックビーズやパラコードを染めた記録をお届けします。

新年ですのでいつもより多めにぃ・・・ってのは無いと思います…多分

パッケージ

樹脂用染料 SDN 5a(黒)ボトルのサイズは想像より小さかったです。(内容量:70g)

樹脂用染料 SDN 5a(黒)
SDN / 使用方法・注意事項SDN / 使用方法・注意事項
SDN / 使用方法・注意事項SDN / 使用方法・注意事項
ボトルの表裏側面に使用方法や注意事項が記載してあるので必読!

計量・測定・調理器具(?)

・ビーカー:200ml
・シリンジ(注射器):10ml
・温度計
・空きペットボトル(容量:500ml)
・ナベ(100均:ミルクパン/16cm)
・ザル(100均:ステンレス製/15cm)

樹脂用染料 SDN / 計量・測定器具なんか化学の実験をするみたいな…

樹脂用染料 SDN / 調理器具樹脂用染料 SDN / 調理器具
調理に使うナベを使うのはマズイのでナベとザルを100均で追加購入しました。

樹脂用染料 SDN / 調理器具樹脂用染料 SDN / 調理器具樹脂用染料 SDN / 調理器具
何を染めるかで染色液の量や必要なナベの大きさが変わって来ると思いますが、今回は樹脂製のビーズと試験的に短いパラコードを染めるだけなので420mlの染色液(※詳細後述)で染色対象が充分浸かる大きさのナベを選びました。

染色対象が完全に沈まないと着色ムラが起こるので、ナベの大きさに合わせてザルの大きさや形状(特に底部)を選ぶ必要があります。

※計算では直径:16cmの鍋に420mlの染色液を注ぐと、水深は約2.1cmになるハズ

ザルが無くても染色は出来ますが、染色対象が鍋底に直に接するのを防げるし染色後の移動や洗浄を考えると有った方が何かと捗るなと…。

材料

今回のターゲットは…
樹脂用染料 SDN / 材料:大型ビーズファンシーカラーとメッキ調のループエンド(大型ビーズ)

カラービーズの方は、素材がアクリル製の筈ですが(笑)虹色に光って見えるように余計な釉薬(?)がコーティングされているので上手く染まるかどうか…

樹脂用染料 SDN / 材料:大型ビーズメッキ調のつるピカビーズは、やる前から上手く行かないだろうと思っていましたが…

樹脂用染料 SDN / 材料:パラコードそれとナイロン製と自称:ポリエステル製のパラコード(各約50cm)

樹脂用染料 SDN / 材料:パラコード樹脂用染料 SDN / 材料:パラコード
パラコードは中の7芯を全て抜いて、気休め程度にしかなりませんがセンターより少しズレた位置を糸で結んで染料が浸透するのを抑えてみました。

調理

使用方法に【原液 1:水 20の5%溶液】と記載されているので、原液 20ml:水 400ml の割合で420mlの染色液を作ります。

染色液も数回は使えるらしいので染色後の保存方法(今回は500mlペットボトル)も考慮して染色液の量を決めました。

樹脂用染料 SDN溶液をナベに入れ70℃程度まで温めますが、化学物質特有の刺激臭があり、湯気に混じって染料成分が空気中に霧散するので、換気には充分注意しないと目や喉が痛くなったり気分が悪くなるので要注意です!(`・ω・´;) ※市販の墨汁のニオイをもっと強烈にしたように感じました

樹脂用染料 SDN / 温度後は65℃~75℃に温度を保ちながら材料を茹でていきます

結果

3分間、5分間、10分間の茹で時間の違いでどれぐらい染色状態が変わるのか試してみました。
樹脂用染料 SDN / 3分間樹脂用染料 SDN / 5分間樹脂用染料 SDN / 10分間
見た目では殆ど違いがありませんナ・・・(ーー;)

樹脂用染料 SDN / 失敗樹脂用染料 SDN / 失敗
茹で時間云々より、3パターンの茹で時間に関係無く表面コーティングが邪魔をして全く色が入っていません…orz(表面を爪で引っ掻いただけでコーティングが剥がれる有様w)

樹脂用染料 SDN / 失敗予想通りメッキ調の方も失敗で全く染色されていません。

樹脂用染料 SDN / リトライカラービーズの方は一旦紙ヤスリで表面のコーティングを剥がし、メッキ調の方もヘアラインっぽくなるまで表面を荒らして再度70℃で10分間茹でました。

樹脂用染料 SDN / 染色例なんか色が変・・・( ̄▽ ̄;)

どうもカラービーズの方は純粋なアクリル素材ではなく、他の樹脂がかなり混ざっているようです。

樹脂用染料 SDN / 染色例メッキ調の方は一見すると着色されているように見えますが洗うと綺麗サッパリと色落ちしてしまいました。

樹脂用染料 SDN / 染色例↑のビーズは額面通りアクリル製のようで地色が青系でも短時間(約5分)で真っ黒に染まりました。

+++

Paracord / single line - 2 colorナイロン製パラコード(Rothco社:Foliage Green色)の方は綺麗に染まりましたが、ポリエステル製パラコード(中国製:ベージュ色)の方は10分以上茹でたのですが殆ど色が入っていません。
(ポリエステル製パラコードの実物は画像より青味がかって染まっています)

元々ロスコのパラコードは地色がダーク系って事もありますが、やはり素材がナイロンかポリエステルか…ってのが大きく影響しているようです。

着色後に台所用洗剤とぬるま湯で洗浄しましたが、若干の色落ちが発生するので衣類などと一緒に洗濯する場合は注意した方が良さそうです。また、洗浄してもSDN特有のニオイがスグには取れないので敏感な方は時間を於いてから身に着けた方が良いかもしれません。

染めた後で加熱による繊維の変質が起こるかと思いましたが、湯温が75℃以上に上がらないように温度管理した為か染色前と染色後で手触りや柔軟性に違いは感じられません

樹脂用染料 SDN / ナイロン素材 染色例やはり糸で縛ったぐらいでは染料の浸透は防げず、境目がグラデっぽくなってしまいました。キッチリ綺麗に色分けするならば、手間は掛かりますが臈纈染めの手法・技法を取り入れて染色する必要がありそうです。

樹脂用染料 SDN / ナイロン&ポリエステル素材 染色例パラコードの2色編みをする時には、異なる2色のコードをライターで炙って融着するのが一般的ですが、継ぎ目部分の強度が無く切れてしまうし、繋ぎ目付近がデコボコして美しくないので染めてみたのですが…

Paracord / single line - 2 colorParacord / single line - 2 color
樹脂用染料 SDN / 染色パラコード2色編み例
融着による継ぎ目がないので切れる事も無いし、色ムラは別にしても編み上がりが綺麗で自然な感じです♪(コレはイイかも♪)

まとめ

今回トライしたカラービーズは、予め溶剤等で表面コーティングを取り除く下処理をしてから90℃くらいの高温で着色しないと上手く着色できないのかもしれませんが、SDN染料自体が【黒】というより【超濃紺】という感じで、青く見えてしまうのを防ぐには素材の地色や相性に合わせて他の色と混色、もしくは他の色で2度染めしないと【黒】に近い色にはならないようです。

メッキ調ビーズは上手く行けばガンメタっぽくなるかと期待したのですが・・・潔くあきらめマス (´Д` )

ポリエステル製(※自称)パラコードが殆ど染まらなかったのは大誤算でしたが、ナイロン製パラコードは期待以上に染まったので、今度は3メートルの半分(1.5m)を染色してブレスレットの2色編みをしてみようと思います。(ポリエステルを染めるならポリエステル専用のベストカラーが良いのかなぁ…)

それでもSDN自体の特性や素材との相性は掴めましたし、【樹脂用染料】と謳うだけあって上手く染まれば表面着色とは異なるクオリティでプラスチック製品に着色できることがわかりました。

コードエンドやコードストッパーなどのPP素材のパーツは黒色しか手元になく、SDNで染色可能か否かは試せなかったのですが、予想では低温で長時間茹でても綺麗に染まらないんじゃないかなと…

ニフコ製とかはポリアセタールみたいだけど、安価な中国製は間違い無くPP(ポリプロピレン)だから耐熱性も期待できないし染色中に熱で変形するかも…(゚ー゚*)。oO
(ペットボトルのキャップがPP素材だから試験的に染めてみればよかったナ…)

樹脂用染料 SDN は液体故に簡単に混色調合が可能なので、今回使った黒(K)の他に C(シアン:空)・M(マゼンタ:紫 or 桃)・Y(イエロー:黄)の3色を用意すればすべての色が造り出せそうです。

個人的にはダーク系のアースカラーがあれば良いのですが、CMYKの4色が揃っていれば・・・( ´¬`)ジュル
ただ、内容量が70gで¥799~¥1080と結構なお値段なので、黒の他に3色追加するとなるとフラッシュライトが1本買えるお値段になるなので、うーん…って感じです。

カテゴリー: Accessories, DIY, パラコード   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

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