Paracord Knot (11) / パーツいろいろ

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パラコードを使ってブレスレットやランヤードを造る時に有ると便利…というか、有れば制作の幅やバリエーションが拡がる金具やパーツをまとめてみました。

各パーツの名称は一般的に用いられる呼び名だと思いますが、販売店や制作者によって微妙に名称が変わるようです。一応、他の呼び名も併記していますが、見出しの名称で検索してもヒットしない事があるので予めご了承下さい。

◆コードロック (cord lock)

cord lockループエンドやコードストッパーとも呼ばれるようです。

主にランヤードやストラップで使う樹脂製のパーツですが、シリンダー型(ピストン型)、ボール型、バレル型など多種多様な形状の製品があります。

コードを通す穴の数も1穴と2穴のタイプがあり、穴の数によってコード端部の処理や編み手順を考える必要があります。

同じタイプ(形状)でも色々なサイズが有りますが、特に穴のサイズに注意しないとパラコードが通らなかったりします。(一般的な7芯のパラコードを1本通すなら穴径は4~5mm、2本なら穴径:5~8mm程度必要です)

cord lock色々試してみて最終的に自分が使いやすいと感じたのは、画像奥のバレル型(ドラム型)・2穴タイプで直径が18mmの大型のモノです。

穴径が大きくてパラコードを通しやすくボタンも大きいので手袋をしていても普通に指で摘んでラクに操作できるのが気に入っています。

画像のコードストッパーは中国製ですが、中国製のモノとしては少々高価な部類になります。高価なだけに成形痕や継ぎ目、バリが少なく綺麗で丁寧な造りなので(さすがに国内ニフコ製のモノと比べるとアレですが…)気に入っています。ただ、高価と言っても安価なモノとの差額が1個あたり¥20~¥30程度なので、なるべくなら出来の良いモノを使った方が制作物にも愛着が沸くと思います。

自分はいつもeBay内の同じショップから調達していますが、キッチリと商品画像と寸法を載せているショップのモノを選べば失敗は少ない(※ゼロではない)と思います。

安価でも粗悪なモノを販売している出品者は、詳細画像を載せていなかったり表記サイズがイイ加減だったりするので避けた方が良いでしょう。

◆コードエンド (cord end)

cord endジッパープルやこれもコードロックとも呼ばれるようです。

ランヤードやキーフォブで使うことが多いパーツですが、パラコードに限らず紐の終端部に取り付けて見栄えを整えたり、ジッパーの上げ下げをし易くする為に使うパーツです。

樹脂製のモノが多いようですが金属製のモノも存在し、先のコードロックと同様に多種多様な形状・サイズの製品があります。

cord end7芯のパラコードで使う場合は、コード端部から5~10mmほど完全に芯を抜かないと取り付けられないモノが多いようですが、モノによっては芯を抜いても付けられない場合があるので寸法と構造をよく確認する必要があります。

cord endネックストラップに使われる事の多い、強いチカラが加わると自動的に2つに分かれるて外れるパーツ(事故防止機能とかセーフティ・ブレーカーとか呼ばれてる)もコードエンドの一種と言えるかと思います。

cord endcord endcord end
2ピースのモノより、中折れ構造の方がパラコードとの相性が良いのですが、↑のようにコード側が開くタイプのモノはループを拡げると留め部が簡単に外れてしまうのでランヤードの終端に使うには不向きです。

◆ループエンド (loop end)

loop endloop end
平たく言えばただの大型ビーズ(直径10mm、穴径5mm程度)なのですが、ネックレスなどの装飾用途としてはスペーサー・ビーズ(Spacer Beads)と呼称され、一般的な小型のビーズとは区別される事が多いようです。

先のコードロックと同じくランヤードや巾着袋のループ径を簡易的に調整し保持するのに使いますが、先のコードロックとの違いは、スプリングなどのストッパー機構が無くコードとビーズの摩擦だけでループの大きさを保つようになっています。

ビーズなので材質はアクリル樹脂や金属、木製から天然石製まで色々な素材なモノがあり、樹脂製のモノはカラフルな色や模様が付いていて、形状は単純な球や楕円、円柱、幾何図形をモチーフにしたモノなど様々な形のモノが販売されています。

リストストラップやランヤードのストッパーとして使う場合は、シンプルな色と形の方がパラコードと合わせやすいかもしれません…。

ん?全部派手カラーやないか…と?(´・ω・`)

これもeBayで調達しているのですが、同じ素材・大きさでもダークカラーのビーズは異常に高価で出品数も少ないので安価なカラービーズを調達して自分で染めてやろうかと思いまして…。

ん?100均でも売ってる…と?(´・ω・`)
loop end100均のモノはサイズが大き過ぎて(↑の白・黒が100均のφ15mmサイズ)相当ボリュームのある編み方をしないとバランスが悪いんですよ…。

◆アロイビーズ (alloy beads)

alloy beads鋳物成型によるの金属製ビーズです。

【zinc alloy】とあれば亜鉛系合金と判断出来ますが、【alloy】としか表記されていないモノが多く、そのほとんどが亜鉛系合金製です。

彼の国ではアルミやチタンを削って造った大型の高級ビーズも有り、eBayを通じて購入可能ですが結構なお値段なので旋盤やフライス盤があれば自分で造るのも一興かと…(^^;

alloy beadsalloy beadsalloy beads
基本的に中空ビーズなのでループエンドとして使えますが、表面に複雑な模様や柄が刻んであったり動物の形をしたモノまであるので、どちらかと言えば装飾を目的としたパーツだと思います。

パラコードを2本通す為には穴径が5mm以上ないと厳しいのですが、商品説明では穴径:6mmとか謳っていても実際は5mm以下だったりとか、鋳物成形なので全体のサイズも含めて寸法はアバウトです。

制作物全体のボリュームや色・雰囲気と合わせるのが意外と難しく、制作者のセンスが問われるパーツでもあります。(自分は未だに上手く使えないでござる…orz)

◆サイドリリースバックル(side release buckle)

side release buckleクイックリリース・バックルとかデタッチャブル・バックルとも呼ばれるようです。

ブレスレット向けのモノは手首のアールにあわせて曲面が付けられていて、最近はホイッスル機能を備えたりファイアースタータを内蔵したモノまで、素材・サイズ・色も含めて多種多様な製品が存在します。

side release strapカン幅が比較的大きいモノはベルトのバックルとして使われますが、小型のモノも簡易バックルとしていたる処で利用され、ストラップ用の小型のモノはフラッシュライトに付けるのにピッタリです。
(7芯のパラコードで使う場合は角穴タイプではなく半丸タイプでないとコードが通せません)

国産メーカーのニフコやYKKから販売されているモノは品質も良く耐久性も期待できますが、国産品はそれなりのお値段なので気軽に何個も購入…ってワケにはいかないかなと…(^^;

◆スイベルスナップフック(swivel snap hook)

swivel snap hook日本では回転機構の有無に関係無く、このタイプの金具の総称として【ナスカン】と呼ばれるようです。
バネ部がシリンダーになっているタイプは【DCスナップ】とも呼ばれるようです。

トリガーが有ったり無かったり、バネ部がシリンダーになっていたりと、形状やサイズ、素材別に多種多様な製品があり、海外では回転機構があるモノには【スイベル】の呼称が付けられ普通のスナップフックとは区別されるようです。

swivel snap hookswivel snap hook
個人的にはトリガーの無いシンプルなタイプが好きですが、ホームセンターで販売されている小型のモノは丸環タイプが多く、カン幅の広いD型形状のモノはあまり見かけません。

ワンタッチで脱着できるのでランヤードや落下防止コードの終端に取り付けると便利なのですが、金属製(ステンレス、亜鉛合金、ニッケル製など)のモノは、フラッシュライト用のストラップの金具にするとライトの塗装を傷めてしまうのが悩みの種です。

swivel snap hook樹脂製のモノもあるようですが強度を稼ぐためにフック部分が太くなっているので、ライトのランヤードホールは勿論、Solarforceのランヤードリングの穴にも直接付けられないので、樹脂製のモノはDリングと組み合わせてベルト状の落下防止コード(?)を編む事が多くなっています。(※↑のスナップは金属製です)

大型タイプは、ファッション性を考慮して金・銀メッキや彫刻のような装飾が施されたモノもあります。

swivel ringswivel ring
よくキーホルダーに付いている小型のスイベル(ヨリモドシ)もパラコードが通せるのでキーリング等と合わせて使うと面白い使い方ができます。

◆キーリング (key ring)/スプリットリング(split ring)

key ringWリングやWループリングとも呼ばれるようです。

材質はステンレスやニッケル、真鍮などの金属が多く、キーリングとして使われるのは直径が5mmから30mmぐらいのモノが多いようです。

基本的な構造は釣り用のリングと同じなのでパラコードのパーツとして流用も可能ですが、それなりの大きさとボリュームが無いとバランスが悪くなってしまいます。

平打ちのリングが見た目にも良いのですが、線径の細いリングでもパラコードの端材でラッピングすると結構カッコ良くなります。(※ラッピングするとただのOリングになります)

直接フラッシュライトに金属製のリングを付けるとライトの塗装を傷めてしまうので、ライトのランヤードホールに余裕があれば熱収縮チューブで取付け後にラッピングする事もあります。

alloy ringkey ring
↑のリング類は、本来はネックレスなどのチャームとして使われるのですが、工夫次第でキーリングやブレスレットのパーツとしても使えます。亜鉛合金製なので強いチカラを加えると変形してしまいますが、強度が必要無い部位で少し変化が欲しい時に使っています。

◆Dリング (D ring)

D-ring日本では【Dカン】と呼ばれています。名前のまま…D型のリングです(笑)

100均 Dカン 18mm100均 Dカン 25mm
100均でも販売されていますが、近所のダイソーでは金属製のDリングは2種類のカン幅(18mmと25mm)サイズしか見た事がありません。

実際には大型のモノから小型のモノまで色々なサイズがあり、制作物に合わせて使い分けることになると思います。

画像Dリングは、金属の針金(多分ニッケル製)を曲げて直線部分で単純に突き合わせただけのモノですが、この部分を溶接して強度を高めたDリングもあり、安全帯や犬の首輪などに使われています。

樹脂製のDリングもありますが、樹脂製のモノはパラコードよりもナイロンベルト(WEBBING:ウェービングテープ)やベルクロと合わせて使っています。

◆シャックル (shackle)

shackleブレスレットの留め具やキーホルダー替わりに使われる金具です。
ステンレス素材でU型(U-style/U-shape)や馬蹄型のモノをホムセンでも見かけます。

shackle※画像はDXより転載
過去に知らぬ間にネジが緩んで外れた経験をして以来、シャックルの類を使っていませんが、長さが調節できるタイプのモノはパラコードブレスレットと相性が良いようです。

◆カラビナ(Carabiner)/ Sビナ

Carabinerパラコードと合わせて使うモノは、所謂ファッション・カラビナと呼ばれるモノで【Not for climbing】の表記の通り登山や安全帯には使えない強度レベルのカラビナです。

これもサイズ・形・色が豊富ですが素材はアルミ製もしくは樹脂製のモノが多いようです。

SビナはNite-Ize社がパテントを持っているようですが、両端にフックが設けられているので自由度が高くなにかと便利に使えます。
CarabinerSビナも樹脂製とステンレス製のモノが有りますが、小型の樹脂製Sビナは金属部分が少なくフラッシュライトの塗装を傷める危険が小さいのでランヤードでよく利用していますし、パラコードブレスレットの留め具として使われる方もいらっしゃるようです。

◆まとめ

paracord knotココに書いてないパーツや小物もたくさん有って、パラコード用のパーツと言うより、世の中に有る色々なパーツや小物をパラコード制作物にも利用している…と、言うのが正しいのかもしれません。

結局は制作者のアイデアとセンス…って事になるのでしょうが、パラコード作品に限らず色々な方の制作物を見て自分の引き出しの数を増やすように心懸けています。

+++

paracord partsparacord partsparacord parts
eBay経由で調達すると単位数量が多くて1個あたりの単価は安くなるのですが、使い切れないパーツがいっぱい余っています…(´・ω・`)

コレで商売する気は毛頭ありませんが、安価(原価+送料(普通郵便)+α)でオクに出品しようかしら…(゚ー゚*)。oO
 
+++

《追記:2016/03/28》
ハンドメイドマーケットの【minne:ミンネ】内に roomX.jp の別館・別室を増築(?)しました。
今のところ完成品サンプルしか展示していませんが、パラコードブレスレットやランヤードを自作できるキットやパーツなども置く予定なので暇な時にでも覗いてみてください。

◇minne – room【P】:roomX.jp《別館》
 
 

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Paracord Knot (11) / パーツいろいろ への2件のコメント

  1. 10g より:

    初めまして。
    突然のコメントすみません。

    「のリング類は、本来はネックレスなどの」(コピメすみません。の記事の右写真に出ているマグネシウム?着火材?2つ穴の紐留めは、どこかのショップなので普通に入手出来る物なのですか?
    自分も最近。パラコード編みを始めたのですが。
    キーホルダーを作る時にこの2つ穴の金具が欲しくて。
    ネットなので探しては、いるのですがどうしてもヒットしないんです。
    もしご存知でしたら教えて下さい。

    • doorman より:

      ご覧頂き、ありがとうございます。

      ご質問のマグネシウムフリント・2穴コードストッパーですが、国内で流通しているのを見かけたことがありません。

      一度だけeBayで購入したことが有るのですが、穴がコードで擦れて広がるとストッパーの役目を果たさなくなりそうなので、私自身は結局使っていません…(^^;

      https://www.ebay.com/itm/5-16-1-Drilled-Ferro-Rod-Hole-toggle-Flint-Fire-Starter-for-Para-cord-Bracelet/272910082547?hash=item3f8ab561f3:g:hQIAAOSwTQtZ-UH1

      本日現在、上記のURLでも販売されています。

      amazonにて【スポーツ・アウトドア】のカテゴリにて「マグネシウム」で検索すると棒状の物が安価で販売されているので自分で加工する・・・という手もあります。

      コード用の穴径を3~4mmで開けるとなると、それなりに材料の太さが必要となりますが、下記のページでは、φ8mm、φ12.5mm、φ12.7mmの物があるようです。

      https://www.amazon.co.jp/dp/B079HT7LF3/

      先のeBayで販売されている物はφ8mm x 25mmで穴径が4mmとありますが、eBayで販売されているノーブランド品は寸法表記がイイ加減だったりするので参考にならないかもしれません(笑)

      実際、過去に私が購入した物は穴径:4mmと言いつつ現物は3mmチョイの穴径で、中国製のパラコードはナントカ通せましたが、ロスコ製のパラコードは通りませんでしたし…(´Д` )

      ただ、発火性の物質なので慎重に作業する必要があり、特殊な加工道具を使わないと難しいのかもしれません。

      なんだか、あまりお役に立てなくてすみません。。。(´;ω;`)

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